はじめに
このサイトでご紹介している本格焼酎のなかから、わたくし的ランキングをご紹介します。
どの焼酎も自信をもっておすすめできますので、順位をつけるのはむずかしいのですが、あえてやってみます。
なお、以下の点にご注意ください。
- このランキングはあくまでも私見です。世間の評判とは異なる場合があります。
- ランキングの基準は「飲みやすさ」ではなく「うまさ」です。
- いわゆる「プレミアもの」は、評価の対象としません。入手しやすいもので「うまい」と思ったものをご紹介します。
- サイト内でご紹介する焼酎が増えるにしたがい、ランキングが変わる可能性があります。
それでは、お付き合いくださいませ。
第1位 芋焼酎『日向あくがれ』
『日向あくがれ』に出合ったときのことは忘れられません。
焼酎は水割りでいただくのが好みですが、ある方からいただいたこの焼酎、まずストレートで口に含んでみました。立ち上って来たフワッとしたフルーティな香り、しっかりとした芋の旨みと甘みが渾然と混じり合った深い味わい、そして、喉を通った後何の雑味も残さないキレのよさ、これはじっくりと味わいたい芋焼酎だと思いました。
高い香りと磨きぬかれたまろやかさ。ひとことで表現すれば、「キレイ」な味の焼酎です。
・・と紹介ページには書いたのですが、この焼酎、単なるサラサラ飲みやすい焼酎ではありません。
宮崎には、常圧蒸留の「飲みやすい」焼酎が多いのですが、『日向あくがれ』には、鹿児島の焼酎のような力強さも感じました。飲みやすさと力強さのバランスの絶妙さが、1位にした理由です。
第2位 特別限定芋焼酎『?ないな』
わたくしがはじめてこの焼酎を口に含んだとき、新鮮な驚きを感じました。
いままで飲んだ焼酎(芋焼酎・コメ焼酎・麦焼酎など)にはなかった、芋焼酎でありながら、らしくない味わいは、コメ焼酎とのブレンドということで納得がいきました。しっかりとした芋の風味も残しながら、まるでワインのようなフルーティな香り。スイスイといくらでも入ってしまう、ある種危険な焼酎でもあります。
この焼酎も初めて飲んだときの驚きをおぼえています。いわゆる「水のように」スイスイ飲めるお酒とは違った意味で、飲み過ぎてしまう焼酎です。
第3位 芋焼酎『木挽ブルー』
同社独自開発の新酵母「日向灘黒潮酵母」で醸した焼酎は、香り高く、芳醇で甘みもあり、飲みやすいのが特徴とされています。
なんといっても飲みやすさが売りの本品ですが、かと言って芋の香りや甘さも失うほどサラサラの焼酎ではありません。適度な香りと味わいのバランスが大変よく、若い人にも女性にも受け入れられたのがよくわかります。
食中酒としてもOK、少量のおつまみでじっくり味わいたい方にもOK、自分好みの飲みかたができる焼酎です。
売れ行きに関しては、わたくしの予想をくつがえした焼酎です。「飲みやすさ」の内に、個性を失わない主張を感じさせてくれます。料理との相性のオールラウンドさも高得点です。
第4位 芋焼酎『日向古秘』
じつは『日向古秘』は、わたくしがネットショップをやっていたころ、いちばん売れていた焼酎です。しかも、業務店からの注文が多く、知っている人は知っている隠れた銘品、いわば通好みの焼酎であると思っています。
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芋本来の自然な甘み
黒霧島もそうなんですが、口に含んだときにひろがるふんわりとした甘さは、芋焼酎独特のものです。 -
濃厚・まろやか
仕込み麹が黒麹であることが濃厚なコクを、かめ壺での貯蔵・熟成が深みを生み出しでいます。キレを売りとしている黒霧島がどちらかといえばハードな印象に対して、日向古秘はまろやかさがきわだちます。 -
総合的には
多くの業務店で扱ってもらえるということは、多くのひとに愛されるうまさであることの証です。わたくしのなかでもベストのひとつです。
レギュラー焼酎にしてはほんの少し価格が高いというところが、一般家庭にはなかなか浸透しない理由かもしれません。でも、おすすめです。
第5位 芋焼酎『たちばな』
黒木本店さんのホームページでは、「柑橘類の様なすっきりとした清涼感と軽やかな穀物の風味。味わいもドライで優しさと軽やかさ、エレガントさのあるバランス。水割りにすると、スズランの様なフローラル感のある風味と、フレッシュでタイトな味わいとなります。お湯割りでは、ほんのりと香ばしさと甘い風味が楽しめ、余韻に軽やかに抜けていきます。」と紹介されています。
とにかくバランスのよい味わいで、上品な香りと風味は食中酒としても絶妙ながら、決して個性を失わず、幸せな酔い心地へといざなってくれます。
いつも品不足に悩まされていた理由も納得の、人気焼酎です。
こちらは個人のお客さまにとても人気があった焼酎です。しかし、黒木本店さんの焼酎はどれもそうなんですが、入荷制限があり、在庫の確保にいつも苦労していました。