人夢可酒について
一時期は一万円を超えるプレミアム価格で売られていた『百年の孤独』。それに匹敵するという言い方では、この焼酎『人夢可酒(ひとむかし)』に失礼というものです。
確かに、製法・原料は同じ長期樽貯蔵麦焼酎ですが、素材への取り組み方等により、また異なった味わいとなっています。
『百年の孤独』にくらべれば知名度は低いのは確か。しかし、”究極のブランド品”ともいわれる、知る人ぞ知る銘酒です。
松の露 人夢可酒 40度 乙 720ml
松の露酒造について
松の露酒造は宮崎県日南市の酒造会社。江戸時代から続く老舗です。定番商品は芋焼酎『松の露』。日南市には、城下町としての需要と、清らかな地下水系にめぐまれた土地柄から、多くの酒造会社があります。日南には何度も行って、酒蔵巡りをしましたね。
松の露 人夢可酒 40度 乙 720ml
人夢可酒の特徴
“究極のブランド品”ともいわれる本格熟成麦焼酎。
基本は、永い年月静かに眠らせた、個性の異なる熟成麦焼酎をブレンドした原酒。
これに、ごく微量のさつま芋原酒で風味を整えた上でさらに樽熟成させたのが『人夢可酒原酒』。
この原酒をアルコール度数40度に調整して瓶詰の後、しばらくの間安定させます。瓶には1本1本手作業で紙巻きや瓶化粧、ラベル貼りを施します。このようにして、手間と情熱をかけた本格焼酎『人夢可酒』が誕生するのです。
なお、『人夢可酒』には一般的な麦麹ではなく、旨みをさらに高めるため、明治元年創業以来の”伝統米麹”が使用されています。
松の露 人夢可酒 40度 乙 720ml
人夢可酒の味わい
樽貯蔵麦焼酎は、しばしばスコッチに例えられます。原料・製法が近いため、そう考えられるのも無理ありませんが、別のものです。したがって、ウイスキーのような味わいを期待すると、裏切られることになります。
もちろん銘柄によって異なりますが、ウイスキーは、複雑なフレーバーやスモーキーさ、奥深い味わいが特徴です。これに対して、麦焼酎はどちらかといえばドライな味わいで、さらに、使用する麹や原料、樽からの移り香等による細やかな味や香りの違いが特徴となります。
多くの貯蔵麦焼酎は、ややハードさが感じられます。しかし、10年以上も貯蔵するためか、人夢可酒にはあまり感じられません。40度というアルコール度数にもかかわらず、ストレートでも舌へのビリビリをあまり感じません。とくに、オンザロックや水割りにしたときのまろやかさが際立ちます。
松の露 人夢可酒 40度 乙 720ml
人夢可酒の飲み方
まずは、一口ストレートで味と香りを確かめて、後はロック、水割り、好みのやり方でお楽しみください。その深い味わいに驚かない人はいません。
松の露 人夢可酒 40度 乙 720ml
データ
商品名 | 人夢可酒 |
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製造会社 | 松の露酒造(宮崎県) |
麹 | 米麹 |
原料 | 麦・甘藷 |
アルコール度数 | 40度 |
パッケージ | びん(720ml)、専用紙箱入り |
正規取り扱い店しか販売できない焼酎です。正規取り扱い店ならば、ネットで定価で販売されています。『百年の孤独』みたいなプレミアム価格はついていないことが多いので、購入しやすいかと思います。
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