日向あくがれについて
「あくがれ蒸留所」の代表銘柄である『日向あくがれ』の名前は、郷土の歌人若山牧水の次の歌からとられました。
けふもまた こころの鉦をうち鳴らし うち鳴らしつつ あくがれてゆく
「あくがれ」は、漢字では「在所離れ」と書きます。これは、 「在所」を「離れる」、すなわち、今在るところを離れ去って行くという意味で、そこから「あこがれるー思いこがれる」という今日の意味が生れたと言われています。
あくがれ蒸留所 芋焼酎 日向あくがれ
あくがれ蒸留所について
『日向あくがれ』を造る「あくがれ蒸溜所」(※)は、宮崎県日向市東郷町に蔵を構えます。
代表取締役黒木繁人氏は、故郷日向から地域発信の仕事がしたいという思いから、困難な製造免許の取得なども乗り越え、平成16年に製造を開始しました。
原料は全て地元のものを使用し、地域に根付いた蔵元として日々弛まぬ努力を続けられています。
※当初は「富乃露酒造店」として設立し、平成27年(2015年)に現社名の「あくがれ蒸留所」に社名変更しました。
日向あくがれの特長
美味いと評判の高い『日向あくがれ』ですが、その秘密は徹底的に地元の原料にこだわった点です。
芋は地元契約農家で作られた黄金千貫。米も宮崎県産ヒノヒカリを中心にすべて国内産。水は地元の清流耳川の岩盤から湧き出る伏流水を使用。杜氏・蔵人みなさんが徹底的に原料・造りにこだわって出来上がった焼酎は、洗練された甘みときれいな味の芋焼酎。うまくないわけがありません。
日向あくがれの味わい
『日向あくがれ』に出合ったときのことは忘れられません。
焼酎は水割りでいただくのが好みですが、ある方からいただいたこの焼酎、まずストレートで口に含んでみました。立ち上って来たフワッとしたフルーティな香り、しっかりとした芋の旨みと甘みが渾然と混じり合った深い味わい、そして、喉を通った後何の雑味も残さないキレのよさ、これはじっくりと味わいたい芋焼酎だと思いました。
高い香りと磨きぬかれたまろやかさ。ひとことで表現すれば、「キレイ」な味の焼酎です。
あくがれ蒸留所 芋焼酎 日向あくがれ
日向あくがれの飲み方
いちばんのおすすめはオンザロックです。氷で冷やされた焼酎は、やや香りがおさえられていますが、口に含むとフワッと立ち上がり、鼻に抜ける香りがなんとも言えません。コクも甘みも、存分に楽しめます。
水割りでいただくと、今度は何杯でもいけそうな飲みやすさ。それでいて、けっして香りとコクを失わない美味さ。本当に良い焼酎は、多少水で割ったところで味が薄まったりはしないのです。
お湯割りにすれば、水割りのときにはほのかな感じだった甘い香りが、はっきりとした主張を持った芋の香りとなって鼻腔を襲い、早く飲め、早く飲めと言っているかのようでした。
堺雅人さんもおすすめです
堺雅人さんも、共著書『ぼく、牧水!』の中でおすすめしています。
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データ
商品名 | 日向あくがれ |
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製造会社 | あくがれ蒸留所(宮崎県) |
麹 | 米麹(白麹) 酵母は「平成宮崎酵母」 |
原料 | 黄金千貫(さつま芋) |
アルコール度数 | 25度 |
パッケージ | びん(1800ml、720ml) |
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