『百年の孤独』といえば、『森伊蔵』や『村尾』とならぶプレミア焼酎でした。一時は1万円以上もしたものです。いまはいくらか落ち着いているようですが、ネットで定価で売っているところは見つかりません。
今回は、『百年の孤独』を造る黒木本店さんの芋焼酎『橘(たちばな)』です。
黒木本店 芋焼酎『橘(たちばな)』
橘(たちばな)について
芋焼酎『橘(たちばな)』は、黒木本店さんのレギュラー芋焼酎(※)です。
『橘(たちばな)』も、レギュラー焼酎でありながら、入手することがなかなか難しいという人気焼酎でもあります。わたくしが酒店をやっているときも、販売本数制限をしていました。
※「レギュラー商品」とは定番商品や代表銘柄といったほどの意味合いのことばです。価格もリーズナブルなものが多くなっています。
黒木本店 芋焼酎『橘(たちばな)』
黒木本店について
『百年の孤独』で有名な黒木本店さんは、宮崎県児湯郡高鍋町に蔵を置く酒造会社です。「焼酎一筋」の考えのもと、よりよい原料の確保のため、自ら農園(農業生産法人「甦る大地の会」)を運営。また、同農園では焼酎のしぼり粕による有機農法やリサイクル、地域循環型農業に取り組んでいます。
生産される焼酎はいずれも入手が困難で、プレミアム価格で販売されていることも少なくありません。
橘(たちばな)の特徴
原料は自社栽培のさつま芋「黄金千貫」、その中でもよりすぐれた芋を、掘ったその日に仕込むという徹底した鮮度管理をしています。昔ながらの甕にて仕込み、蒸留から濾過、熟成、びん詰めまで細心の注意を払って行なわれています。
そこまで丁寧に造られたものながら、価格は比較的リーズナブル。晩酌にも最適です。
橘(たちばな)の味わい
黒木本店さんのホームページでは
柑橘類の様なすっきりとした清涼感と軽やかな穀物の風味。味わいもドライで優しさと軽やかさ、エレガントさのあるバランス。水割りにすると、スズランの様なフローラル感のある風味と、フレッシュでタイトな味わいとなります。お湯割りでは、ほんのりと香ばしさと甘い風味が楽しめ、余韻に軽やかに抜けていきます
と紹介されています。
とにかくバランスのよい味わいで、上品な香りと風味は食中酒としても絶妙ながら、決して個性を失わず、幸せな酔い心地へといざなってくれます。
いつも品不足に悩まされていた理由も納得の、人気焼酎です。
黒木本店 芋焼酎『橘(たちばな)』
橘(たちばな)の飲み方
わたくしとしては、気軽に楽しめる水割りがおすすめです。
夏にはクールな水割りが、冬にはあったまるお湯割りもいいですね。
データ
商品名 | 橘(たちばな) |
---|---|
製造会社 | 黒木本店(宮崎県) |
麹 | 米麹(白麹) |
原料 | 黄金千貫(さつま芋) |
アルコール度数 | 20度、25度 |
パッケージ | びん(1800ml、900ml) |
※『橘(たちばな)』にはアルコール度数20度と25度のものがありますので、ご注意ください