『赤霧島』は発売されるや大変な人気で、しばらくはプレミアがつくほどでした。いまは落ち着いているものの変わらぬ人気のようです。人気の理由はなんでしょう。
霧島酒造 芋焼酎 赤霧島
赤霧島について
『赤霧島』の誕生は2003年10月。1998年発売『黒霧島』の次の製品として世に送り出されました。勢いに乗る霧島酒造の新製品として期待は大きく、年2回のみの発売という販売方法も希少感を高めました。売れるべくして売れたともいえますが、技術の高さも忘れてはなりません。
なお、黒霧島をはじめ、芋焼酎の多くは「黄金千貫」という芋を原料として使っています。これに対して、『赤霧島』は「ムラサキマサリ」という赤芋(紫芋)を原料としています。
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霧島酒造について
霧島酒造は、1916年宮崎県都城児において創業しました。すでに100年の歴史を持つのですね。
1998年に発売された「黒霧島」の爆発的ヒットにより業容を拡大、2012年以降焼酎メーカーの売上高1位を続けています。
赤霧島の特徴
赤芋を原料とした焼酎は以前にもありましたが、赤霧島の登場によって一気に赤芋焼酎のブームとなりました。ちょうど黒霧島の登場によって黒麹焼酎がブームとなったように。
霧島酒造のホームページによれば
芋焼酎に最適といわれるサツマイモ・黄金千貫のDNAを受け継ぐ赤芋「ムラサキマサリ」が原料。ムラサキマサリに豊富に含まれるポリフェノールが焼酎麹の生成するクエン酸と反応して、もろみが真っ赤になることから「赤霧島」と命名されました。気高い香りと澄んだ甘みが特徴の本格芋焼酎です。どんな料理とも相性がよく、食事をいっそう華やかなものにしてくれます。
とのことです。
赤霧島の味わい
赤芋はさつまいもの品種の一グループです。赤芋焼酎は、香りが高く甘さが強いのが特徴です。
『赤霧島』は芋臭さが少なく赤ワインのような香り、嫌味のないフルーティな甘味で大変華やかな味わいを楽しめます。
霧島酒造が造る焼酎のコンセプトは「食をジャマしない、食とともにある」食中酒です。
『赤霧島』のあえていえば「控えめな」個性は、おのれのみを主張しない、しかし、しっかりと食と酒のマリアージュを支える。そんなところが人気の秘密だと思います。
赤霧島の飲みかた
『赤霧島』は、香りや甘みをそのまま楽しむことができるロック、水割りがおすすめです。
もちろんお好みであればお湯割りも結構。
データ
商品名 | 赤霧島 |
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製造会社 | 霧島酒造(宮崎県) |
麹 | 米麹(白麹) |
原料 | ムラサキマサリ(さつま芋) |
アルコール度数 | 20度、25度 |
パッケージ | びん、紙パック(1800ml、900ml) |
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